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執筆者の写真FaST実行委員会

FaST~プレ開催までの軌跡~⑨こういう大会が欲しい!という私の中の選手の叫び

※本記事は2019年10月から月刊珠算情報誌「サンライズ」に連載された記事を再編集して掲載しています。

 

そもそも、本大会を行おうと思ったきっかけの第一が「⑥数字判定新ルール」の記事でも触れていますが「選手のための大会を作ろう!」でした。


大会は「選手のために」次いで順番に「保護者のために」「教室のために」「運営団体のために」あるべきだと思っています。大会の結果は出場選手や先生の人生を左右するだけの力があります。大会を開催すること、終わらせることを第一目標ではいけません。終わらせることを目標にするのであれば、企業などが大会を主催すればいいのです。珠算人のための珠算大会であるのであれば、この順序は変えるべきではないでしょう。



たくさんの練習を積み重ねた全国大会、読上算決勝の際に私の隣でテレビ局員がカメラを操作して一番簡単な問題が聞こえず(それ以外全問正解だったものの)負けたという経験があります。


たくさん練習をして極限まで集中を高めて臨んだ本番一問目。

「願いましては」以降何を言っているのかわからなくて一切計算することなく顔を上げたことが何度もあります。これが嫌で嫌で仕方ありませんでした。せめて計算をして、実力が及ばずに負けたかった。


フラッシュが見えない・読上が聞こえない・数字の判定が曖昧・不正が見え隠れしている、結果正しい勝敗が決まっていない、という練習の積み重ねではどうすることもできない、「運」と呼ばれ誤魔化されている要素を排除したいと思い、この大会のルールを組み上げてきました。


最初に申し上げたとおり、今大会ではたくさんの失敗があったものの、自分で言うのもなんですが選手のために!という情熱は誰にも負けないつもりで次年度の大会も開催していきます。興味のある方は是非会場でお会いしましょう。長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。選手ファースト!!(宮本丈裕)




 

当日はそろばん教室USA・けいさんぎのう(と岡庭珠算塾)・金子珠算塾・今井珠算塾・阿部珠算教室・そろばんゼミナールUNO・田無そろばん教室JAC・宮本暗算研究塾Maxと特別参加として土屋宏明選手に出場して頂き、石川塾・滝山珠算塾・Sanraku Soroban School・ときわ学院・若葉そろばん教室・江古田速算学院・新宿こばやしそろばん教室の先生方にもお手伝いを頂きました。ありがとうございました。

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